ねこローグ

ねこローグとはねこのダイアローグの略です。飼いねこの椛(もみじ)のことや自分自身やどんな方をも大切にできる良質なダイアローグ(対話)を記します。

依存症回復への応援 刑罰からつながりへ

   依存症からの回復への応援。「だめ!!ぜったい」と厚生労働省覚せい剤など違法薬物についての啓発活動をしています。

 

 しかし、「だめ!!ぜったい」では、むしろ薬物依存や薬物依存への入口にある方々を守ることが出来ません。むしろ、孤立を深め、薬物へつながることを強化するだけだと思います。

 

 薬物依存の方々やその入り口にある方々は、孤立している方々が多いです。例えばつながりがあるのは、覚せい剤の売人だけなど。やめることができない、つらいと正直にいえない環境にあるのです。

 

 むしろ、「(薬物を)使いたい」と正直に言えるつながり作り、環境が大切ではないかと思います。

 

「だめ、ぜったい」の前は、厚生労働省の標語は「人間やめますか」というのもありました。

 

 覚せい剤使用者=人間ではないというメッセージは果たして有効でしょうか。

 

 「だめ、ぜったい」や「人間やめますか」という言葉を聞くと、覚せい剤使用者やその家族や子どもはむしろ覚せい剤使用を隠そうとするのではないかと思います。

 

 隠すことを伝える言葉よりも回復の道があるよとの情報提供、メッセージのほうがよほど役に立つのではないかと思います。

 

 私自身も「人間ではない」というメッセージより無条件で「愛されている」というメッセージの方がいいです。

 

 依存症回復施設でサービス管理責任者として働いたこともありますが、依存症から回復しようとする利用者さんは、みな人間でした。ごく普通の当たり前の人間でした。

 

 あるときに、やせ細った野良猫が依存症回復者が集う施設に迷い込んできました。利用者さんは、親身に野良猫に名前をつけて、かわいがっていました。

 

 あるとき、スタッフが過って、野良猫を車でひいてしまいました。すると、野良猫をすぐに病院へ連れて行き、治療を受けさせ、引き取ってくださる方を探して、ひきとっていただきました。

 

 誰一人として、保健所につれていけ、処分してもらえなどといわれる方はいませんでした。

 

 彼らは、私と変わらない一人の人間として、野良猫の世話もしていました。実は、施設ではすでに保護した猫を飼っていたため、新たな野良猫を受け入れることができなかったのです。そこで、受け入れ先を探して、譲渡しました。

 

 むしろ、みていて、利用者さんの方々は、野良猫の世話に愛情を注いでいたようにも思います。様々な背景を持った利用者さんが集まっていましたが、捨てられた、丁寧に接してもらえなかった辛い経験、背景を持つ方も何人もおられたようでした。

 

 自分自身の辛かった境遇を野良猫に投影しているようにも感じました。依存症者、特に薬物を使う人間は人間ではないという風潮があるようにも感じるのですが、むしろ弱さの情報公開ができない1人の人間ではないのかと思いました。

 

 薬物の依存症者を罰する必要もあるのでしょうが、むしろ必要なのは治療ではないかと思います。薬物や薬物でつながる関係ではなく、安心して弱さや苦労を語れる関係のなかで生きていけるように支援することではないかと考えます。

 

 薬物の依存症者の方は刑務所に行っても、考えることは薬物を使いたい、(刑務所を)でたらすぐに薬物を使うという考えだけだったそうです。

 

 刑罰で薬物をやめることができるのなら、いくらでも罰すればよいですが、果たして有効なのかと思います。

 

 また、依存症者が集う施設とは別の施設で勤務していたときに、薬物の売人をしていて、捕まって刑務所にいったという方とも話しました。

 

 その方は、普通に仕事をしていたが怪我をして働けなくなり、売人になったといわれていました。しかし、怪我をして働けなくなったときに、生活ができなくなったときに、相談できる、支援をしていただける適切な方が周囲にいれば、売人にはならなくてもよかったのではと思いました。

 

 ですので、刑罰よりも適切なつながりの回復が必要ではないでしょうか。

 

 薬物だけでなくギャンブルやアルコール依存の方々もまた同様です。自分が正直に弱さも苦労も語れるような環境やつながり、安心できる環境が必要ではないでしょうか。

 

 しかし、そのような環境は依存症者だけに限ったものではないと思います。むしろ、今の日本全体に必要なものではないかとも思います。

 

  関西地方のある依存症者の施設設立を検討しているときに、地域住民から反対運動が起きているとニュースになっていました。

 

 依存症者がピュアな心を持っていて、危険性はないとはいいませんが、危険なのはいわゆる健常者も依存症者も変わらないのではと思います。

 

 よく引き合いに出されますが、精神疾患を持つ方が犯罪を犯すと、なぜか精神科通院歴をいわれます。それ以外にも精神保健福祉手帳を持っているなど。

 

 しかし、精神疾患の方の犯罪率は健常者よりはるかに低いという統計も出ています。異物は入ってもらいたくないという意識もあるのでしょうが、地域コミュニティの受け入れという面でも、つながりや安心ということも含めて大切にしていければと思います。

 

 2000字をこえましたので、 第17回目を終わります。

 

小学校2年生からいじめ あるDJの告白

 

 先日、あるFMラジオを聞いていました。そのDJの方は、その日が最後の出演で、一旦ラジオDJをやめられるとのことでした。

 

 住まいのある場所から遠く離れた沖縄へ引っ越す、だからその番組を降板するということを前々からいわれていました。

 

 最後の出演日に、どうして沖縄へ引っ越すのか赤裸々に語られていました。それは、小学校6年生になるわが子が小学校2年生からいじめられていたからだと。

 

 いじめの原因は、そのDJの方のご主人がアメリカ人で、子どもはハーフだからだそうです。肌の色の違いを書かれた紙を入れられたり、靴を隠されたりしたそうです。

 

 学校側もいじめへの対策を講じようとしてくださったそうですが、ある学年の先生が、「みんなとは(肌の色が)違うのだから、違いがあってもいじめてはいけない」と

生徒を指導したそうです。

 

 DJの方は、その先生の主張、指導は、無自覚な差別ではないかといわれていました。人はそれぞれ違うという言い方ではなく、この子は人とは違うということだと。

 

 結局はご主人の転職に伴い、沖縄にご主人とお子さんが先に移住し、お子さんは順調に学校に通っているそうです。沖縄ではハーフの方等普通におられるそうです。

 

 沖縄移住に至る道は大変だったといわれていました。学校に行けない不登校もですし、お子さんは、家でも感情が安定せず、それを受け止めるDJの方は苦労したそうです。しかし、DJの仕事をするとその苦労を忘れることができたので助けられたそうです。

 

 家庭の問題で苦しむDJの方自身を助けたのが仕事だったということは関心のあるものでした。

 

 私自身は楽天BIGで6億当たったら、フルタイムの仕事はやめたいと考えています(そんなときが来るのかはわかりませんが)私は、仕事じたいはしんどいものだと考えています。できればやめたいと。しかし、仕事に助けられている面もあるのだと思いました。

 

 実際に、転職先の都合で、退職から次の仕事が数ヶ月あくときもありました。確かに、何もすることがない日々は辛いものがありました。

 

 パワハラや不正に直面することは厳しいものですが、全うな仕事なら、自分の助け方の一つになるのだと思います。仕事も社会参加、つながりの一つに十分になりえるものだと思います。

 

 しかしながら、今回、DJの方の告白にいくつか驚かされたことがありました。私は子どもがいないのでわからなかった、知らなかったのですが、小学校2年生からいじめがあることです。

 

 子どもを育てる友人に聞くと小学校1年生からいじめはあるよとのことでした。そのことを聞いて愕然(がくぜん)としました。

 

 違い、多様性を認めることができない、むしろ違いを徹底的に排除する日本人の気質が表れているように感じました。

 

 障害者は健常者とは違いがあるものです。例えば身体障害者の方ならば、車椅子を利用している、また精神障害など目に見えにくい障害でも、コミュニケーションの障害がある方もおられます。

 

 しかし、違いは健常者と障害者というくくりだけではなく、健常者の間の中にもあるはずです。

 

 友人は、肌の色が違うということでいじめをする小学生は、家庭で親が差別的な発言をしているのではないかと推測していました。

 

 障害福祉に携わっている中で、支援者の中でも、差別的な考えを持っている人に出会うことがあります。以前書いた、障害者手帳を持っている職員を継続雇用しない障害者施設がまさにそうです。下記に以前書いた記事を記しました。

 

nekologue.hatenablog.com

 

 ちなみに、上記記事を補足すると、正社員である障害者手帳を所持職員の雇用継続を拒否した障害者施設ですが、雇用継続を拒否された方は、特に勤務態度など問題がなかったそうです。ただ、一点、障害者手帳を持っているからが理由だそうです。

 

 障害者手帳を持っているという違い一点で一緒に働きたくないと拒否をする障害者の支援者。ほぼいじめですね。

 

 という形で、いじめは子どもの世界から大人の世界まであります。幸いにも、沖縄に移住することができたということで、肌の色が違ういじめから解放されたことは本当によかったと思います。

 

 ただ、沖縄には沖縄の苦労があると聞いています。経済の低迷をもろ受けているとも聞きます。しかし、違いを認めることができる文化があることはとても大切なことだと思います。

 

 また友人から聞いたことですが、受験が必要な私立中学には、ハーフなどの肌の色が違う学生が何人もいるそうです。ですので、私立中学に行くことを検討する家族が多いことはうなずけるものです。

 

 また、いずれ書きたいと思っているのですが、薬物依存についての啓発稼動で、「だめ。ぜったい!!」という標語がありますが、この標語ではむしろ、薬物へ近づくだけだという指摘があります。

 

 差別やいじめも「だめ。ぜったい!!」では救えないものではないかと考えます。

また、その対処法は一緒に考えていきたいと思います。

 

 2000字を超えましたので第16回目を終わります。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

起業への道 福祉施設開設

  

 起業を考えていた時期があります。約1年ぐらい前までです。

 

 依存症回復施設のサービス管理責任者をしていた時に、依存症や依存症の肩を持つ家族さん等からの相談を受け付ける相談ダイアルの相談員をしていました。

 

 その相談ダイアルの内容の中で、ネットゲーム依存の子どもたちをもつご両親からの相談が非常に多いことに気付きました。

 

 ネットゲーム依存は例えばスマホ、パソコンを使ってのネットゲームをやめることができなくなり、昼夜逆転になり、学校に行けなくなるようなことです。

 

 ネットゲーム依存の紹介は下記です。

 

 

medical.jiji.com

 

 ネットゲーム依存の子どもたちは非常に多いですが、まだまだその治療ができる病院や対応ができる施設等が少ない現状です。

 

  そこで、ネットゲーム依存の子どもたちを対象にした放課後デイサービスができるか検討を始めました。

 

 放課後デイとは障害を持ったお子様で未就学児のお子さんから高校生まで利用することができる障害児のための施設です。

 

 そこで、依存症の業界で活躍しておられる依存症回復者の方と知り合い、相談を始めました。

 

 お金がほぼなかったので、施設設立や運営資金確保のために助成金クラウドファンディングなどを利用できないか検討を重ねました。

 

 結局は諸事情から施設開設は断念して、現在も障害者施設の管理者として働いています。

 

 ただ、開設準備は勉強になりました。施設運営についての法律を調べたり、国からいただける報酬など、人員配置や運転資金など多岐に渡りました。何人の利用者さんを確保したら、いくらいただけるのか、それまで持ちこたえるための運転資金はいくら必要か等々。

 

 それまでも雇われている管理者でしたが、自分で経営するとしたらと仮定しての様々な調査、判断は、現在の雇われの管理者を続けていくにあたっても役に立っています。

 

 自分の給料分は何人の利用者さんが毎月何日利用していただくことで、払うことができるのか知ることができました。

 

 職員の給料だけではなく、諸費用を知ることもできて、経営の立場に立つことは大変だということも知ることができました。

 

  そのように、断念はしましたが、管理者をさせて頂くうえで、非常に貴重な経験をさせていただいたと思っています。

 

 また、ある支援者の方からは、「経営は体に悪いよ~~」と言われました。メンタルや体を壊す可能性があるよとの助言でした。

 

 また、私の友人の元会社経営者の方も、会社経営をしていたときは、1日24時間ずっと経営のことを考えていたといわれていました。

  

 必ずうまくいくと計画を立てていても、問題が起こり、少なくとも3割はうまくいかないそうです。

 

 私は、先ずは自分ができることとして、楽天家計簿を1年ほど前からつけはじめました。スマホで入力できるので便利です。

 

 自分の生活費の家計簿をつけることができないのに、経営を見ることはできないだろうと考えました。

 

 話が少しそれますが、楽天家計簿から、マネーフォワードミーという家計簿に変えようかと思い、そちらも利用し始めました。マネーフォワードミーは、クレジットカードだけでなく、証券会社や銀行のカードなども自動で入力されるので便利かと思いました。(家計簿のことはまた別に書きたいと思います。)

 

 起業はまずは、住宅ローン等ローンをすべて返済し終えて、ローン分の圧迫を生活費から取り除けて、起業してうまくいかなくても、住宅だけはある、何か仕事をしていければよいという状況になってから検討をはじめようかと思っています。

 

 実際に、不正請求で取り消しになって、施設閉鎖をするだけでなく、経営不振でやっていけなくなって、施設閉鎖、倒産する法人もあるようです。

 

 起業、経営は必ずうまくいくものではないと思います。うまくいかなかったときに、生活をしていけなくなっては困ります。

 

 今回は起業のタイミングではなかったという判断でした。実際に、本業の給与だけではなく、副業も考えています。ブログもその一つの候補ではありますが、本業の給与もしっかり頂いて、副業も育ててからでも、起業は遅くないように思います。

 

 起業を検討するに当たり、友人に一緒に経営しませんかとも声をかけていました。

その友人は、サービス管理責任者の資格を持っていますし、私もその資格を持っていますから、どちらかがサービス管理責任者をして、どちらかが経営に専念できる状況を作り出せばよいかとも思っていました。

 

 その友人も、生活費を考えると、起業するタイミングは今ではないと考えたようで、私も共に断念しました。

 

 しかし、その友人とのつながりは常にあり、今の仕事の助言も頂いています。

私よりも福祉の経験は長く、色々教えられています。

 

 友人とのつながりもそうですし、元会社経営者の友人とのつながりや様々な人とのつながりができていますし、これからもお互いに高めあうことができていくように思います。

 

 2000字をこえましたので第15回目を終わります。

 

 

 

 

 

 

 

あの物音は悪口だ!! 当事者研究による変化


「隣の人の物音が悪口に聞こえるのですよ。(隣の人を)ぶっとばしてやりたいです」と利用者さんは訴えました。職員は何をするかわからない怖さも感じ、困り果て、責任者だった私にどうにかしてくださいと伝えてきました。

 

 実際には、隣の方は物音をたてておらず、とくに迷惑をかける行為はありませんでした。おそらく、その方は被害妄想を抱いており、統合失調症の症状か、発達障害の二次障害かと推測されました。(統合失調症発達障害及び二次障害はまた別に書きたいと思います。)

 

 そこで、私は、利用者さんと面談をし、利用者さんの言われること、訴えに耳を傾けました。利用者さんが抱えている苦悩、苦労やしんどさなどに対して、共感を示しながら、じっくりと伺いました。利用者さんは、隣人に対して被害妄想をいたいているさまを伝えてくださいました。

 

 ただ、私はそれは被害妄想ですよとは指摘はしませんでした。被害妄想と判断するのは、精神科医等医師がすることですし、なにより、本人のおかれている環境を、推測し、共感を示すことで、一緒に利用者さんの置かれている世界を体験することができます。

 

 そして、私は利用者さんに「研究しませんか」と提案をしました。辛い環境におかれていますねと伝えた上でです。すると利用者さんは、研究してみますと返答されました。

 

 そこから、利用者さんと私と二人での共同研究が始まりました。利用者さんは、隣の方から、どんな物音が聞こえて、何を言われているのか、伝えてくださいました。私が人間の絵を描いた絵に、物音や言われていることを吹き出しにつけて記していきました。絵にすることで可視化することができ、より自分の苦悩を知ることができたようでした。

  

 「では、対処法なにかないですかね」と提案したところ、利用者さん自らが、「悪口を言われたら、小さなキャップ(栓)をひっくり返してみます」と言われました。そこで、その方法を試してみることになりました。

 

 そこから1週間に1回程度15~30分程度の時間をとり、研究を続けました。実際に悪口を言われたときに、キャンプをひっくり返してみた感想など伺いました。すると、すこし気が楽になったと言われていました。

 

 誰でも継続して悪口を言われたら、悪口を言った方々をぶっ飛ばしたくなる可能性があると思います。しかし、対策を隣人に向けるのではなく、当事者研究は自分自身への対策へと向けることができます。

 

 ある精神科医は、相手への対策ではなく、自分自身への対策を考えたらよいといわれます。自分自身への対策は、自分自身が受容されていることからはじまるのだと思います。

 

 実際に、私は被害妄想を否定しませんでした。むしろ積極的にその利用者さんにおかれている環境の中に入り込むよう心がけました。その苦悩を共に味わうことが需要ともいえるのではと考えます。

 

 その受容からはじまったことが、研究へつながり、利用者さん自ら自分への対処法を生み出すきっかけになったと思います。

 

 実際に私は何もしていません。何か指図をしたり、指示をしたりはもちろんのこと、助言一つしていません。利用者さん自らが、自己肯定感を育み、自分の助け方を開発していったのだと思います。

 

 今回の当事者研究は、利用者さんと私の1対1でしたが、通常の当事者研究は3人以上の利用者さんや支援者と一緒に行います。すると、参加している利用者さんからもこんな助け方はどうですかと提案があります。そして、自分で助け方を選んでみて、試してみます。

 

 当事者研究はこちらに記してあります。

nekologue.hatenablog.com

 

 このブログを書きながら、お金が勝手に貯まってしまう最高の家計という本を読んでいました。この本の感想はまた別に書きますが、本の最後に「人と人とのつながりが大切」であることが書いてありました。

 

 実際に最初に登場した利用者さんは、物音(しかもその物音もまったくない)が、自分への悪口に聞こえるという自分と他人を遮断してしまう状況に悩まされていました。

しかし、状況の受容と研究によって、一気に打開されていきました。

 

 ただ、私は統合失調症の方にせよ、発達障害の二次症状の方にあったにせよ、被害妄想がある方に、精神科医が色々な薬を処方することは否定はしません。実際に薬のよって、症状が軽減され、過酷な生きづらさから逃れることができるのは事実です。

 

 私は、薬や当事者研究も大切だとは思うのですが、最終的には、薬や当事者研究を通して、人と人とのつながりが絶たれた、絶たれる様な状況が、回復していく、安心してすごしていくことが大切であると考えます。

 

 つらいことですが、自死する方が日本では多数おられます。自分を責める様な状況ではなく、つらいことをつらいと安心して言える環境がもっと整備されれば、そのような辛い状況から逃れられていくのではと考えます。

 

 2000字をこえましたので、第14回目を終わります。

 

 

当事者研究と障害者施設

  当事者研究は障害者福祉に大きな変化をもたらしつつあります。

 

 一昔前は、支援者(指導者?)が、一方的に解決策を与える(ほどこしをする)のが

福祉だったように思います。しかし、当事者研究は、自分自身の苦労を仲間と一緒にシェアして、対策を考えていくことに醍醐味があります。

 

 当事者が当事者研究を通じて仲間とつながる中で、支援者を凌駕するような対応策(自分自身の助け方)を発見し、身につけていくことができます。

 

 当事者研究については,下記に記してあります。

 

nekologue.hatenablog.com

 

 以前、障害者手帳を持っている職員を職員として雇用継続を拒否する障害者施設のことを書きました。

 

  

nekologue.hatenablog.com

 

 障害者の方々を支援するのは手帳を持っている障害者には無理だという決めつけがあるのだと思います。

 

 そのような考えに陥る支援者?は何者なんだろうと思います。いわゆる健常者といわれる支援者は万能な神様なのかなと。

 

 そのような凝り固まった上から目線の支援者?の考えを変えることができるのも当事者研究ではないかと思います。

 

 上から目線の支援者のあり方を批判するよりも、当事者が力をつけていくことが大切だと考えます。

 

 当事者研究は当事者に安心感をもたらすのだと考えます。つながり・・つながっていることの安心感、なかまと共に自分で自分の回復を助けることができたという達成感などを生み出すのだと考えます。

 

 現在の障害者福祉はともすれば就労へ導くことを主眼としていますが、本来は、まずは孤立、孤独に陥っている障害者の方々が、つながり、依存先が増え、自らの役割を見出すことが大切であると考えます。つながりや依存先が増えた先が就労なのでしょう。

 

 実際に一般就労には向いていない精神疾患の程度の障害者の方々もおられると思います。例えば統合失調症の方でも障害者施設で施設長やサービス管理責任者をされている方や支援員をされている方もいますし、方や就労ではなく、憩いの場で日中を過ごすことでメンタルの安定を図られている方々もおられます。

 

 統計があるかどうかはわかりませんが、精神疾患の方の喫煙率は高いように思います。喫煙をすることで、精神疾患の症状が安定しているとも思われます。もちろん、精神疾患になる前から喫煙の習慣がない方もおられますので人それぞれだと思いますが。

 

 当事者研究を取り入れている障害者施設は年々増えています。当事者研究ファシリテーター(司会)をするために特にこれといった資格はありません。むしろ、とにかくやってみようというのが当事者研究のあり方ともいえます。

 

 私自身も以前働いた依存症回復施設で、利用者さん(クライアントさん)と一緒に一対一で当事者研究をしていたことがあります。だいたいですが、1週間に1回程度、依存症になる前からなった後、そして今の現状において、苦労をシェアしていました。

 

 その内容は、人間関係の苦労、服薬の苦労、内科的疾患の病気の苦労、依存をやめることができない苦労等々ありました。どんな対処法をしてきたのか、どんな対処法があるか、多くはクライアントさんが解決をもっていました。私はそれを聞いて、図にして、パワーポイントに作って、次回また示すようなことでした。

 

 また、別の障害者施設では、当事者研究に至る前段階として、利用者さんミーティングの開催をしていました。それは、気分と体調とよかったこと、苦労していることを利用者さんも職員も分かち合っていました。

 

 その障害者施設は、犯罪、服役経験もある利用者さんもおられましたが、おおむね利用者さんミーティングは好意的に受け取っていただいていたようでした。

 

 当事者研究をいきなり開催するのではなく、利用者さんミーティングから開催する方法もあります。

 

 ある障害者施設では、他の利用者さんの悪口が気になるという訴えをされる利用者さんがおられました。他の職員等に聞いてみても、悪口を言っていることはなさそうでした。そこで、私は、悪口を言われていることを事実として傾聴し、一緒に研究しませんかと提案しました。そして、一緒に研究し、その利用者さんは、悪口を言われたと感じたときには、あるサインを出すということを試してみますと自ら言われました。そこで、実際にサインを試したり、また別の方法を考えたりされていました。

 

 悪口を言う方に文句を言う、けんかになるという方向より、悪口を言われたと感じる自分自身の対処法をみつけていくということができるのは、 当事者研究の方向性だと思います。

 

 そのように、問題の解決法は、職員が持っているときよりも利用者さん本人や仲間が持っていること機会が多かったように思います。

 

 職員は問題の仲裁役になるというよりも、むしろ利用者さんが問題を自ら対処していけるように勇気づける、力づける役割なのだと思います。

 

 2000字を超えましたので、 第13回目を終わりたいと思います。

 

 

  

猫のもみじと外壁塗装・リフォーム工事 椛(もみじ)の日常①

 

 2歳になる飼い猫のもみじは興味津々です

 

 現在、私の家は、リフォーム、外壁塗装のため、足場に覆われ、窓には、塗装を防ぐビニールが貼り付けられています。

 

 足場を工事の方々が通るたびに、もみじは気になるようで、見に行っています。また、窓にもビニールを貼っていますので気になって、見に行っています。

 

 普段の昼間は、もみじは寝ていることが多いですが、今は、気になっているのか日中も起きていることが多いです。

 

 外壁塗装の業者の方が夕方仕事を終えて帰ると、「ああ落ち着いた」とゆっくりともみじは寝る感じです。

 

 夕方は、家内が、もみじに、「ごはんたべる?」ともみじに聞くと、「ニヤァー」と鳴いて、ご飯(えさ)を催促しています。

 

 私と家内が帰宅してご飯を食べて、しばらくすると、「アー落ち着いた」っという感じで戸棚の上にあがってしばらく寝ます。

 

 夜21:00~22:00頃になると、戸棚から降りてきて、家内のタオルケットの中に一緒に寝ます。

 

 何回かタオルケットの中からでて、しばらくペットベットのニトリのNクールの

中に入って寝て、またタオルケットの中に入ってくるということを繰り返すようです。

 

 まだまだ、ブログ初心者で、写真をアップしたりなど手探り状態ですので、慣れてきましたら、もみじの写真をアップしたいと思います。

 

 家内は家内がいつもみている「うにの秘密基地」というネコブロガーさんの投稿をみながら、ネコじゃらしを買ったりしているようです。

 

 うにの秘密基地はこちら

 

 

ameblo.jp

 

 家内と私。二人とも出かける日は、もみじも「あらーでかけるの」みたいな顔をして

送り出します。特に鳴くこともなく、落ち着いて見送ります。

 

 ペットショップに勤めておられた方にうかがうと、ゲージで飼う事は、ゲージがホーム(家)とネコは思い、家人がいないときにゲージで過ごすことは落ち着くそうです。

 

 ネコを飼っておられる方で、ゲージのような狭いところで飼うことはかわいそうと考えておられる方もおられるようですが、そのあたりの意見は様々です。

 

 私は家人がいないときのもみじの安全を考えて、ゲージに入れています。

 

 今、もみじは朝ゲージから出してから、ペットベットで寝ています。私が朝起きてくると「ニヤァー、ニヤァー」とないてゲージから出してと催促していました。

 

 ペットベットはNクール以外にももうひとつ先に買った分があるのですが、そちらはもみじは見向きもしません。どうも好き嫌いがあるようです。

 

 ペットベッドとのNクールはそれほど大きくないのですが、もみじは上手に丸まりながら、顔を隠して、寝ています。

 

 もみじがうちの家に来た1年半ぐらい前は、わたしのあぐらのなかに入ってきたりしたり、私がパソコンを触っていると、パソコンのキーボードの上に座ったりしました。

で、私がもみじをだっこするとしばらくだっこされていましたが、今はそのようなことはありません。

 

 私が座椅子で寝ているとたまに私のおなかの上にのってくるぐらいです。一緒に寝るのは家内と決めているようです。

 

 話はわかりますが、私の自宅が今回、外壁塗装をしたのは、そもそもは、しばらく前にある災害で、家の屋根が壊れたため、火災保険で修理したことからでした。その幸司のときに、外壁塗装もそろそろですねと業者の方に声をかけていただいたからでした。

 

 その業者の方は、以前から助言を下さっていたのですが、今回思い切って外壁塗装などのリフォーム工事をしていただきました。

 

 かなり前に中古で買った家ですので、あちこちリフォームは必要です。ただ、大規模なリフォームはしばらくは必要ないと思われますが。

 

 もみじもしばらくは落ち着かない日々を送ると思いますが、もうしばらくの辛抱です。ちょうど私も自宅にいますので、もみじとゆっくりとすごしたいと思います。

 

 災害で被害をこうむった屋根の工事ですが、火災保険で全額まかなわれました。火災保険に入っていてよかったと思いました。かなりの金額になりました。

 

 やはり必要な保険は必要だと認識しました。数ヶ月前、火災保険の更新でしたので、火災保険の支払い上限額を更新前より上げました。もちろん地震保険も入っています。

 

 もちろん災害はうけないことにこしたことはないのですが、いつ災害があるかわかりません。私の家はそう遠くないところに川もありますし、洪水の恐れがないとはいえません。

 

 ある通販で、災害用避難用のリュックサックを買いました。便利なツールが一式つまっています。抽選で一つでしたので、家人の分もいずれ買いたいと思います。

 

 もみじのための災害避難用のえさなどもそろえておかないといけないと思っています。避難所に逃げたり、車で避難したりする可能性もありますので。

 

 災害は待ってくれませんが、すこしずつ災害のことも考えて、色々そろえています。

災害はいつ会うかわかりませんし。

 

 もみじ日常から災害の話も書きましたが、もみじと生活しているので災害への備えもできるといえます。

 

 2000字を超えましたので、第12回目を終わりたいと思います。

誰得? 障害者手帳所持職員の雇用継続を拒否する障害者施設

  


 障害者手帳を所持している職員の雇用継続を拒否する障害者施設・法人があります。


 障害者の方々の支援をする職員や法人として、障害者の支援をするけれども、障害者手帳を持っている方々とは労働者として、同僚として一緒に働きたくないという矛盾をはらんだ強い意思を感じます。

 

 世間一般では障害者の方々の雇用は進みつつあります。障害者手帳を持っている方々対象の障害者求人も広がりつつあります。様々な法制度も整備されつつあります。

 

 私が知りうるだけでも障害者支援をする2つの法人が障害者手帳を持っている方は

職員として雇用しないことを明らかにしています。

 

 1つの法人は結局は不正請求で取り消し、閉鎖になりました。精神疾患をオープンにし、正社員として雇用されていた職員は、サービス管理責任者から「障害者手帳を持っていますか」と質問されて、正直に「障害者手帳を持っています」と答えたところ、障害者手帳を持っている人は職員としては雇えないと言われ、代表者から「利用者になれ」といわれたので、呆れて自己都合で自ら退職したそうです。(結局取り消し、閉鎖になったので、その前に脱出できてよかったようですが 仮にAさんとします。)

 

 また、別の障害者支援をする法人では、精神疾患を明らかにして働いている職員が、障害者手帳を取ったことは死んでも内密にしているそうです。障害者手帳を持っていることが法人にわかると解雇される可能性が高いからだそうです。その方は、正社員どころか幹部の1人です。 

 

 本来障害者の方々の支援者は、障害者の一番の理解者、障害者の権利擁護をする立場にあるはずです。利用者としての障害者に対しては理解し、権利擁護はするのかもですが、障害者手帳を持つ障害者と一緒に労働者として働くことは拒否することは理解に苦しみます。

 

 障害者の支援はするけれども、障害者手帳を持っている方とは同僚になりたくないといった障害者施設があるのが事実です。正直なところ、なぜ拒否するのかどういった心理なのかわからないですが。

 

 障害者の就労の問題は、とても大切な問題です。本来、障害者の就労を進めていく立場である支援者が、同僚になるのは拒否する。どうやって障害者の就労を進めていくのでしょうか。

 

 他の会社には障害者を雇ってくださいといっておきながら、私は同僚になるのは嫌ですということでしょうか。

 

 また、いわゆる健常者といわれる方でも、正社員として働いていても、精神疾患になることや身体的な障害を受ける可能性は十分にあります。結果、障害者手帳をもつ障害者が同僚になることを拒否する障害者施設は、そのような職員を拒否するのでしょうか。

 

 しかし、方や、北海道の浦河べてるの家は、精神疾患を明らかにし、障害者手帳を持っている方を職員、サービス管理責任者として雇用しています。また浦河べてるの家以外にもそのような施設、法人はあると聞いています。

 

 浦河べてるの家のHPはこちらです。

bethel-net.jp

 

 浦河べてるの家では、昔から精神疾患の当事者の方が施設長を勤めてきました。現在の理事長も精神疾患の当事者です。当事者主体を昔からうたっています。

 

 浦河べてるの家では10年以上も前から学力のある大学を卒業している当事者の方を中心に、社会福祉士精神保健福祉士の国家資格を取得することを勧めていたそうです。

 

 先進的に障害者支援を取り組む 法人は浦河べてるの家を始め、いくつもありますが、まだまだ、支援者の中には、差別といわれても仕方ない態度をとるような方もいるのは事実です。

 

 また、北海道では、HIVの当事者の方の内定が取り消され裁判になり、HIV当事者の原告が勝訴したということもあります。

 

 

www.outjapan.co.jp

 

 こちらも社会福祉法人ですね。差別を助長してどうするのか、そもそも、持病があるかどうか採用面接で聞くことに問題があります。

 

 障害者支援をしているのに、同僚として障害者手帳を所持している方を拒否することはなんら得なことはありません。

 

 障害者支援をしている方々は支援者自らの態度として、同僚として障害者手帳を持っている方を歓迎していただきたいです。

 

 そして、支援者同士学んでいただきたいと思います。おそらく同僚として拒否する支援者は、障害者から学ぶことはない、支援者が障害者を教えるのだという昔ながらの凝り固まった古い思想を持っているのでしょう。

 

 利用者さんから学ぶことは過去に書きました。

 

 

nekologue.hatenablog.com

 

   最初に登場したAさんの転職の物語は、東洋経済オンラインに掲載されていました。

toyokeizai.net

 

 障害者福祉では、障害者手帳を持っている方を同僚として拒否する以外にも色々問題があるようで、詳しく上記の記事では掲載されています。

 

 関西当事者研究交流集会では、ある精神疾患の当事者の方が、精神保健福祉士取得のために通信制の大学に行きますと公表されていました。国家資格と取得し、ソーシャルワーカーとして当事者の方が活躍するのも同僚として受け入れていく一つの方法なのかもしれません。

 

 

 

nekologue.hatenablog.com

 

 2000字をこえましたので第11回目を終わります。

 

ネットワークと補完 ② 関西当事者研究交流集会の開催とつながり

 

 昨日は、大阪大学豊中キャンパス大阪大学会館で開催された「関西当事者研究交流集会」に参加しました。約200名以上の参加で、午前・午後のプログラムとその後懇親会が開催されました

 

cocopit.net

 

 また、大会前日には、実行委員中心に、北海道の浦河町にあるべてるの家の皆様を迎えて、イタリア料理店で前夜祭が開催されました。

 

 

tabelog.com

 

 前夜祭のイタリア料理店では、肉やパスタなどのコース料理に、アルコールなど飲み放題などで3500円というリーズナブルなお値段で、料理も美味しかったです。

 

 当事者研究の実行委員会の方でとてもグルメなSさんという友人がおられて、Sさんが参加人数や値段などを見て、決めて提案されます。

 

 友人Sさんが仕切ってくださって前夜祭を滞りなく開催していくこと、これもそれぞれの強みを生かした補完だと言えます。

 

 前夜祭の前には、私は参加しなかったのですが、大会の準備が午後よりありました。

準備を終えての前夜祭でみなリラックスして、歓談を楽しみながら、お酒を飲む人は酔いながら、楽しんでいました。

 

 北海道のべてるの家の皆様は、大会前日昼に大阪へ到着し、アベノハルカスなどの見学し、前夜祭に参加されました。

 

  アベノハルカスはこちら

gurutabi.gnavi.co.jp

 

 べてるの家の皆様のあべのハルカスや大阪観光を楽しまれたようでした。長旅の疲れも見せず、前夜祭に参加されていました。

 

 ちなみに、べてるの家のある北海道浦河町は、新千歳空港より車で2時間半~3時間かかります。浦河町を出発して、およそですが大阪の中心まで約10時間はかかります。

 

 べてるの家はこちら

 

 

bethel-net.jp

 

  大会当日は、午前と午後の部に分かれました。

 午前の部は、ウオーミングアップや当事者研究の理念についてミーティングが開催されました。

 午後は、当事者研究の発表やライブ(生での)当事者研究がありました。

 ライブ当事者研究は、その場で当事者研究をやってみるという試みです。阪本病院なかまの家の皆さんとぴあくりにっくの皆様がされていました。

 

 なかまの家の紹介はこちらです。

 

 

nakamanoie.osakazine.net

 

 ぴあくりにっく・ぴあきっちんの当事者研究の紹介はこちら

 

  

peer-clinic.com

 

 

  

 上記以外にも当事者研究を開催している団体、関心がある団体や個人が集っていました。 

  

 そもそも当事者研究って何ってことですが、下記のとおりですが解説が長いです。

じっくり読みたい方は参照してください。

 

  当事者研究は、様々な苦労や悩みを仲間と一緒に研究し、自己対処の方法を見つけて、また研究していく営みだといえます。

 

  

toukennet.jp

 

 当事者研究は、北海道の浦河町で始まって、約20年と聞いていますが、日本のみならず、世界へと広がっています。また、精神疾患の当事者のみならず支援者の当事者研究も定期的に各地で開催されています。

 

 また、当事者研究の全国大会は2020年は福岡・佐賀で開催される予定で準備が進められています。

 

 盛会のうちに関西当事者研究交流集会が終わりましたが、それぞれの事業所や病院などで定期的に当事者研究は開催されます。

 

 私も関西当事者研究大会の実行委員の1人ではありますが、今回は実行委員会にも余り参加せず、当日も大会にはじめて参加したITに詳しい精神保健福祉士の友人(仮名 Nさん)と一緒に研究を見ていました。

 ゆっくりとすごさせていただきましたが、誰一人として、私がのんびりしていることを指摘する人はおらず、それぞれのペースで役割をこなされていました。

 

 また関西当事者研究大会の会場には引きこもり部屋が二部屋用意されていて、研究発表の会場にいることが辛くなったりした方々のためにゆっくりと休むことができる場所が用意されています。

 

 私も友人のNさんと一緒に研究発表は終わったら、ゆっくりと談笑していました。

 

 なお、当事者研究の発表は色々なものがあり、生きる目的を考察したような発表や友人や異性の友人との付き合いを考察したような発表などがありました。

 

 研究発表の後には、質疑応答があり、活発な議論がなされていました。ある精神疾患の当事者の方は、精神保健福祉士を取得するために通信制の大学に進学する予定ですといわれていました。

 

 そのように、精神疾患の当事者の方々の中には、社会福祉士精神保健福祉士の国家資格を取得する方々が増えているように思います

 

 様々なつながりの中で開催されました関西当事者研究大会ですが、2020年の冬には、支援者の当事者研究の全国の集まりがあるとも告知されていました。

 

 研究はともすれば孤独になりがちなものだともいえるのでしょうが、当事者研究は、本人が望めば研究発表の場が用意されていますし、普段の研究の場がある意味発表の場とも言えます。

 

 当事者研究はつながりを生み、つながりの中で生きるものだと思います。

 

 2000字を超えましたので、第10回目を終わります。

 

 

 

 

 

 

 

ネットワークと補完 ① 利用者さんから学ぶ

「利用者さんから学ぶ」・・・ということは障害者支援の分野の支援者にとっては、必要なことだと思います。

 

 利用者さんは教えられる人、支援者は教える人ではありません。支援者、利用者さんは、互いに学び、互いに支えられ、互いに成長していきます。

 

 支援者は、利用者さんに対して、上から目線で、管理したり、一方的に教えたりするものではありません。これらは、「パターナーイズム」(また別の機会に書きたいと思います)といい、昔の障害者支援に関わる方々は、まさにそのようなことをしている方が多かったです。

 

 しかし、時代は変わり、厚生労働省でも「当事者主体」、「当事者主権」で施設を運営しなさいと言われます。あくまでも施設の中心は「利用者さん」であることを言われます。

 

 利用者さん主体の施設運営のためには、利用者さんの意思が十分に反映される施設運営が求められます。そこで必要なことは、「利用者さんから学ぶ」ということです。

 

  この「利用者さんから学ぶ」ということは、元々は、アルコールなどの依存症の方々の支援に関わる病院の医師が言われていたものらしいです。依存症の当事者の方々から学んで、支援していることが大切だといわれていたそうです。

 

  

www.kouryu-center.org

上記HPより引用しますが、

 『どんなことから失敗してどんなことをして回復したか、どうやってコントロールしているかは、当事者の話を聞き“経験から学ぶ”これがアディクションの回復の基本”と教えて頂きました。
 また、援助者側にも共依存という言葉を通して「どんなに依存症の人間関係が、地獄で大変かを分からなくて、臨床経験も少なく、単にシステムだけで考え、患者さんに敬意を払えないような未熟な援助者には“共依存”という言葉を使って欲しくない」と厳しくも温かいメッセージを頂き、本当にそうだなと初心に返りました。』

 

 とあります。

どんなことから失敗してどんなことをして回復したか、』『利用者さんの話を聞き、経験から学ぶ』とあり、利用者さんが利用者さん自身を助けることができるのは自分自身だけだということか始まっていると考えられます。

 

 過去記事として、他の支援者のつながりから学ぶことを書きましたが、基本は「利用者さんから学ぶ」ということだと思います。

 

 他の支援者とのつながりは過去の記事です。

  

nekologue.hatenablog.com

  

社会福祉士精神保健福祉士ソーシャルワーカーのなかには、すべての分野を網羅していて、どんなことでもこたえることができる人もいるのでしょうが、私は少なくともそうではありません。むしろ、様々な分野の知人、友人がいることで自分自身の知識を補っています。」

とあるように、他の支援者とのつながりから補完をしますが、まずは「利用者さん(の経験)から学ぶ」ということだと思います。

 

 利用者さん自身がどのように自分の障害とつきあってきたか、自分自身を助けてきたか、そのような経験がとても大切なことだ考えます。その助け方を学びながら、自分自身のよりよい助け方を発見する手助けをすることが支援者のあり方の一つではないかと考えます。

 

 障害福祉の歴史の中で、以前は利用者さんが事業所の利用は、「措置」でした。行政があなたにはこのようなサービスが必要ですと決めて、「措置」として提供するという一方的なものでした。しかし、今は利用者さんがサービスを選び、事業所と「契約」するという形になっています。

 

 ちなみに、利用者さんと事業所の契約書は非常に細かく、分厚く、とてもじゃないですが、利用者さんが理解して読み込めるようなものではないと思います。契約なので重要な事項は落とせないのはわかるのですが、利用者さんの立場に立ったときに、この契約のあり方は、考慮すべきものだと考えます。

 

 今日、この記事を書いている日は、関西当事者研究交流集会が大阪大学豊中キャンパスで開催されます。

cocopit.net

  当事者研究についてはまた後日書く予定ですが、これは自分自身の助け方を仲間と一緒にわいわいと研究して開発していくものです。

 

 私自身は、依存症回復施設のサービス管理責任者だったときに、利用者さん(以下 クライアントさん)と一緒に当事者研究をしていました。

 依存に陥ったメカニズムや依存症への対処方法など、文書や図に一緒に表していくお手伝いをしていました。

 

 当事者研究も利用者さんから学ぶ、利用者さんの経験を尊重する一つの方法だと思います。

 

 当事者研究は全国大会が北海道の浦河と他の場所1年おきに開催されています。2019年は北海道の浦河町でしたが、2020年は福岡・佐賀で開催される予定です。また2020年の大会の詳細が決まり次第、書きたいと思います。

 

 当事者研究関西大会でも、自分自身の苦労を研究発表という形で発表される方が何人もおられます。各地の精神科病院や施設でも当事者研究が広がっていますので、参加してみてください。

 

 2000字をこえましたので 第 9回目を終わります。

 

 

冷凍のはずが・・・融けていた 「いくら」・・と「楽天BIG」

 先日、北海道の浦河町というところにある水産会社のいくらを取り寄せしました。今まで何度かとりよせをしていましたが、すると、今回は、クール便の冷凍で送られたはずが、受け取って、すぐにあけてみると、融けていました。

 

 すぐに、注文した先の会社に連絡をしたところ、お詫びと発送元の水産会社と運送会社に確認を取りますとの事でした。

 

 ほどなくして、連絡があり、発注元の会社は、冷凍で送ったと、運送会社が引き取りに来るので話してくださいと連絡があり、しばらくすると運送会社が引き取りにきて、申し訳ありませんでしたとお詫びをされ、引き取っていきました。

 

 さらに、運送会社からお詫びの連絡があり、新しい商品を送りますとの事でした。

(ちなみに運送会社は猫関係の会社です)

 

 そのように迅速な連絡とやりとりがあり、しばらくして新しい商品が送られてきて、それはしっかりと凍っていて、解凍した後、おいしくご飯の上にのせていただきました。

 

 運送会社がおそらく新しい商品の代金は負担したのかと思いますが、運送会社は大変だなと思いました。運送料金の何倍ものいくらの料金を負担したわけですから。

 

 しかし、私は今回このようにも思いました。

 

 「6億あったら、融けているという連絡しないかも・・・・??」と

 

 私は、定期的に楽天BIGという宝くじを300円ずつ買っています。最高1等6億あたるそうです。

 

 6億預金があったら、融けていたいくらはゴミ箱に入れて、再度注文したかも知れません。(実際にはどうするかはわからないですが)

 

 この連休、福岡、佐賀に行こうかと計画を立てていましたが、台風が来ているので急遽中止にしました。JRや飛行機のチケットなども調べていて、事前に購入できる安いチケットもあるのですが、キャンセルができなかったり、かなりの手数料がとられるのでどうしようかと考えていたのです。

 

 結局は、行くときに往復を買おうと思っていましたが、台風が来て、急遽中止にし、チケットを買うことはなかったです。キャンセルしにくい安いチケットは、急遽中止というときは困るなと思いました。

 

 しかし、そもそもは、6億あったら安いチケットを買おうとは思わないでしょうね。

おそらく新幹線ならばグリーン車を当日、飛行機ならばファーストクラスでしょうね。

 

 6億とはいいませんが、いつもの生活費の資金繰りからは解放されたいと思っています。なかなか現実は厳しいですが(笑)

 

 ちなみに、佐賀、福岡は2020年に開催される当事者研究全国交流流会の福岡大会の実行委員会に参加しようと考えたからです。(当事者研究に関してはまた別の機会に書きます)

 

  残念ながら今回は実行委員会に参加できなかったのですが、またの機会と思っています。長崎は、去年の11月に、サービス管理責任者の研修の際に、じっくりと観光をすることができました。長崎はカトリックの大聖堂など色々見て歩きました。うなぎもたべることができました。

 

 6億あたったら、サービス管理責任者のような管理職ではなくて、1年ぐらいはゆっくりと旅行をしたりして、その後、どこかパートづとめをしたいなと思っています。

 

 このブログを書いている最中に、家内からラインが来て、家内がいつも見ている

うにの秘密基地というというブログで、飼っていた猫が天国に行ったという投稿があり、ショックやときました。(猫ちゃんと家族の方には哀悼の意を表します。)

 

 人間だけではなく、動物を飼っていると別れはつき物です。猫の寿命は、人間の4分の一以下ですので、普通ならば、猫の方が先に天国へ行きます。

 

 うちのもみじは雑種のようですが、6億あたったら血統書つきの猫を飼うかもしれませんね。自分の1ヶ月の給料吹き飛んでしまうような金額を今は出すことができません。

 

 今はパソコン1台買い換えることも躊躇(ちゅうちょ)する感じです(笑)。先日は、エアコンが家内の部屋と寝室が相次いで壊れたので買い換えましたが痛い出費でした。

 

 6億あたったら、そんな必要な家財も躊躇なく買うことができるのでしょうね。エアコンも値段と性能を考えながらじっくり選びましたが、6億あれば一番高いのを選ぶでしょう・・・。

 

 ただ、現在住んでいる家は、気に入っているので6億あたれば、住宅ローンは返してしまいますが、新しく買って移ることはしないでしょう。小さな家ですが、住み心地はよいです。

 

 と、6億あたったときの妄想を書いてみましたが、結局は地道に働くしか方法はないようです(笑)

 

 6億とはいいませんが、1000万でもあればと思います。まあ、死ぬまでは働き続ける人生が私には合っている様に思います。人生70歳としてまだまだ先はあります。健康であり続けたいとは思いますが、こればかりはわかりません。

 

 次に働く職場では、しっかりと会社にも貢献して、いただける給料分は働きたいと思っています。将来のことはわかりませんが、楽天BIGは買い続けたいと思っています。

 

 2000字をこえましたので 第8回目を終わりたいと思います。

 

 

 

 

ねこの睡眠は21時間32分!? 無職の今だからこその大発見?

 21時間32分??

 

 8月に2歳をこえた我が家の飼い猫「椛 もみじ」の睡眠時間です。

 

 ずっと寝ています。病気じゃないかと思えるほどです。あるサイトによると猫の睡眠時間は12~16時間程度だとのことでした。

 

 私は、退職して以来、もみじとずっとすごしています。朝、ゲージから出すと、ちょっと10分程度走り回ったりしますが、すぐに、ニトリのNクールというペットベットに入って寝ていることが多いです。

 

 まあ、それほど、もみじにとっては、我が家が安心できる場所なのかもしれません。もみじは完全家の中飼いです。キャリーに入れて病院へ連れて行った以外は家の外に出したことは一度もありません。ほぼ、14畳ほどのリビング・ダイニングで過ごしています。時折、リビングから脱走して、2階や3階の階段を走り回ることがありますが、3階のドアの前の階段で待っています。

 

  話を戻しますが、猫の睡眠に関しては、個体差があるのかもですね。また環境と。

私や家内が出かけているときは、わかりませんが、少なくとも家人がいるときは、ずっと寝ています。家人がいる方が安心するのかもです。

 

 夜は家内のタオルケットの中に入って寝ることが多いです。今はですが、家内が帰ってくると、ひとしきり家内に甘えて、ねこじゃらしなどで家内に遊んでもらって、満足するとタンスの上に乗って、しばらく寝ます。夜になると、家内のところにきて、

一緒に寝ているようです。

 

 もっと子どものころは、僕のあぐらの中に入ってきたりもしたのですが、今は家内と一緒に寝ることが多いです。

 

 私が今は家にいるときは、だいたいはニトリのNクールというペットベッドに入って寝ているか、私の使っている座椅子の上に寝ています。

 

 ちなみに、今、私が使っているパソコンはキーボートが二つぐらいとれています。それはもみじが、カリカリとこすってとりました。パーツはどこかへいってしまいました。夜寝る前にノートパソコンを開けて寝ていると、いつのまにかとっていました。

 

 猫の2歳は人間で言うと20歳を過ぎるらしいですが、もみじはまだまだなんにでも興味があって、新しいものがあるとにおったり、かりかりとしたり、その上で寝ていたりしています。

 

 もみじは、私の知り合いの病院で「子ネコ飼っていただけませんか」と張り紙がしてあって、家内と相談してもらい受けました。

 

 家内は、元々は猫よりも犬が好きで、独身のころは犬を飼っていたそうです。しかし、もみじがきてからは、もみじとすごすことを楽しんでいます

 

 実際にもみじがきてからは、私と家内の会話が増えました。もみじに関することもそうですし、たわいもない雑談も含めてですが。もみじは私の家のコミュニケーションを円滑にしてくれています。

 

 ただ、夏場は、家人がいないときも、エアコンはもみじがいるゲージが置いてあるリビングはつけっぱなしです。電気代は確かにかかります。えさ代やトイレの石や猫用の消臭スプレーなどなど。

 また、蚊のいる5~10月はフィラリアの予防薬が必要です。家の外には出さないですが、万が一のことを考えると必要です。という風に猫を飼う事はお金はかかります。

 

 しかし、お金には変える事ができない価値をもみじはもたらしてくれています。やさしくなれますし、もみじに話しかけること、そこにいてくれるだけで、ストレス解消になります。

 

 猫を虐待する人がいるというニュースが時折流れますが私には信じられません。どうして虐待をするのか理解できません。

 

 仕事をすることは多かれ少なかれストレスがかかりますが、電車に乗って帰ってくるときに、もみじのことを思い出し、液から降りてからは、誰もいないのを確認すると「もみじ~~」と小さな声で呼んでいます。

 

 もみじのことを考えると穏やかな気持ちになれますし、精神が安定します。(家内のことも大切に考えていますよ(笑)

 

 もみじは、ゲージに入れられそうな気配がすると逃げまわります。そのあたりは野生の勘が働くようです。ただ、ずっと寝ているときは、そのままだっこされてゲージの中に入れられますが。

 

 また、家内が出かけるときはわかっているのか、鳴かないですが、私がおきてくると「ゲージから出して」と鳴きます。また私が仕事をしていたときは、朝、シャワーを浴びて、ゲージのところへ来ると、鳴いて、外に出して抱っこすると、ぺろぺろとわたしのことをなめて、ゲージへ戻すと満足するようです。

 

 先日、雷がなっていたときは、家人はいなかったのですが、家内が帰ってくると、もみじはトイレの隅っこに丸くなってねていたそうです。雷は怖かったようです。

 

 もみじは、もう家族の1人ですし、病気になってもできる限りのことはしてあげたいと思っています。ペット保険にも入ろうかと検討しています。

 

 幸いにもしっかりみてくださる費用が安い動物病院が近くにあるので助かっています。私の実家も以前は猫を飼っていましたが、その動物病院で見てもらっていました。

 

 2000字をこえましたので、第7回目を終わります。

 

 

 

ハローワークに行ってみた。不正受給 失業保険と障害者福祉

 私の肌感覚ですが厳しくなってます。不正受給の追及。失業保険ですが。

(以下 不正受給)

3年前にもハローワークに行きましたが、その当時よりさらに不正受給の追求が厳しくなっているように感じました。

 

 ハローワークのあちこちに不正受給に関する警告が貼ってありました。詐欺で刑事罰くらいますよとも書いてありました。これこれの期間、働いたならば申告してください、申告しないと不正受給と認定されると失業保険の返還と3倍返しのようです。

 

 また、実際に失業保険の手続きのときに、これこれの期間、働きましたかとも聞かれます。3年前のことですので正確には覚えていないですが、ここまで厳しく聞かれた覚えがありません。

 

 肌感覚で厳しくなっていると不正受給のことを書きましたが、失業保険だけではありません。障害者福祉の補助金(例えば訓練等給付がそれにあたります。以下 訓練等給付)の不正受給も厳格な処置がとられることもあります。訓練等給付はの不正受給は過去5年間にさかのぼり全額返金とさらに4割り増しの加算金返金がついてきます。さらに、刑事事件として詐欺で訴えられることもあります。

 

 そのように、不正受給への処置の厳しさは増していると思います。というのも、これかは一部及び全部税金から出ていると思われるからです。税金の横領は詐欺で訴えますよというスタンスなのだと思います。

 

 なお、障害者福祉の補助金である訓練等給付とはですが、例えばですが、ある障害者福祉を利用する利用者さんが1ヶ月で限度はあるのですが、来所して、活動を行った日数分、補助金として国から障害者施設へ訓練等給付ということで支給されます。それが、職員の給料などに当てられます。(障害者福祉の補助金に関してはまた別に書きます)

 

 話を戻しますと、失業保険の不正受給ですが、故意にではなく、間違って不正受給に至らないようという配慮もあると思います。この条件下で働いたことはありませんかと掲示されてますし、その条件で働いたことがあるか聞かれますし。書類にもサインを求められます。うそをついてまで、不正受給する人もいるのでしょうか・・・・

 

 ただ、障害者福祉でも訓練等給付等の不正受給をする法人はあります。管轄の行政のホームページにも公表されますし、場合によってはマスコミも取り上げます。(福祉のよだれというサイトが詳しいです)

 

 基本的に人間は悪を行わない、善であると言う性善説に成り立っている仕組みですので、うそをつくことが平気な人にとっては不正をしてでも得たいとなるのでしょう。また訓練等給付も失業保険も正当な商売をして稼いだお金、儲けではないにもかかわらず、税金をある条件下でいただいてるだけなのに、なぜか自分が儲けたお金と勘違いしている方々がいるのも事実です。

 

 私が4日働いたIT関連の派遣を紹介してくださった関係者も何か儲けと税金を勘違いしている1人なのかもしれません。ですので、私は関係者と距離をあけましたし、もう関係者の紹介でバイトに行くことはありません。 

 

 ちなにみ私は先日、失業保険の手続きを済ませてきまして、それから内定が出ましたので、ハローワークでの失業保険の説明会のときに、内定が出たことや、11月頃まで仕事開始までのアルバイトや失業保険の手続きや再就職手当てのことなどを聞いてきました。

 

 ちなみに

 失業保険への段取りですが

 失業保険の手続き→待機期間7日→自己都合退職の場合、3ヶ月あけて、失業保険の給付となります。会社都合の場合は、3ヶ月開けることはありません。

 

 おおざっばに言うとこんな感じですが細かく言うとあります。

  

    ところで、昨日、失業保険の説明会に行きました。説明会の前に、内定が出たことを窓口で伝えると、説明会には出なくてもかまいませんと伝えられ、内定先での就労開始までの段取りを教えていただきました。次回は認定日に来てください、認定日に採用証明書に内定先に記載いただいて持ってきてくださいとのことでした。

 

 もしかすると、内定先での就労開始日までに、雇用保険がかかるバイトをする可能性があり、その説明も頂きました。そのバイトをする前にハローワークに来て、手続きをしてくださいとのことでした。

 

 仕事をしていないと体がなまる感覚があり、私の友人が事務長を勤める高齢者施設で介護のバイトができないか、友人に聞いていただいています。ちなみに、内定先での就労後1ヶ月程度していただける再就職手当ては、介護のバイトの雇用保険の分は入らないそうです。すでに8月末まで働いた仕事での給料で、決定しているそうです。再就職手当てなど、失業保険の制度はまたいずれ書きたいと思います。

 

 内定先での仕事が始まるまでのつなぎの仕事も検討しています。来週ぐらいに、内定先での打ち合わせがあるので、それからつなぎのバイトは決定します。もしつなぎの仕事がだめでも、今のうちにブログを書き溜めておきたいと思います。

 

 今回も2000字を越えましたので、第6回目を終えたいと思います。

 

 

 

これでよいのか日本!! 派遣と副業への道

 先日、IT関連の派遣の仕事にいきました。以前にも書きましたが、肉体労働がきつかったのは事実あります。しかし、それだけではありません。この仕事の関係者に失業保険の不正受給をそそのかされることが2回ありました。(不正受給に関しては、別に書きたいと思っています。)

 

 失業保険の不正受給をするわけにはいきませんので、失業保険の初回の手続きの前に、この派遣のバイトはやめました。もちろん、初回の手続きの際にはこのバイトのことはハローワークに申告しました。

 

 最終的には、失業保険の不正受給をそそのかしてくる関係者と絡んでいてはろくなことがないと判断しました。もう二度とこの関係者が絡んでくるバイトにはいくことはないでしょう。

 

 しかし貴重な経験になりました。学生時代を除き、バイトや派遣で働いたことはあまりありません。

 

  IT関連の派遣の仕事をしてみての感想を一言

 

 これでいいのか 日本!!  です。

 

 今回のIT関連の派遣のバイトには、20~30人ぐらいのほぼ男性と1名の女性が携わっていました。見る限り、20代から50代か60代ぐらいの方々でした。

 

 派遣という生き方、働き方は必要な方々には必要でしょう。しかし、今回来られている方々は、いつ切られるかわからない、収入も限られている派遣でよいのかと思いました。

 

 もしかすると実家や一緒に暮らしいる親御さんが、大金持ちで、お金には苦労しないのかもしれません。そのような方もおられるでしょうが、実際はそうではないのかもです。

 

 将来、老後に向けて、また働けなくなったときに、お金がなくて困る、おそらく生活保護になるのではないかと思います。生活保護の予備軍が多数おられる光景に映りました。

 

  実際に女性ですが、事務の派遣で働いておられる方々がいます。1人は既婚者の方で(仮名 以下Kさん)働いておられるご主人もおられ、自分自身も働いて生計の足しにしておられるようです。もう1人の方は、独身ですが、(仮名 以下Oさん)副業もしておられ、派遣でも生計は立てることができるようです。

 

 Kさんは、何度かの派遣の仕事を任期満了で終え、スキルを身につけたようで、正社員として雇用されようとしています。Oさんも、いずれは正社員として働きたいと思っているようです。

 

 私も家内が十分に収入があるのならば、私自身が派遣の仕事でもよいかと思います。しかし、現実はそうではないので、私が正社員としてある程度収入がある仕事を選んでいます。

 

 おそらく、今回私が行った派遣の同僚の方々は、就職氷河期で正社員になれなかったとか、何か事情を抱えておられるのかもしれません。ある同僚の方が「派遣のままじゃだめなんだけど・・・」と言われていました。正社員としてやっていく自信がないのかもです。

 

 正社員になっても、サービス残業パワハラなどなど就労環境はよくない職場も多々あることでしょう。私も諸事情で何度か転職をしています。しかし、将来を考えると正社員としてある程度の収入を得ることができることを考えます。

 

 Kさんのように、スキルアップして、実際に正社員にたどり着ける方もおられますし、必ずしも派遣からはじまることはマイナスではないと思います。障害者の方々にとってもまずは紹介派遣から始めるという方法もありえると思います。

(派遣の仕組みや障害者の就労についてはまた別の機会に書いてみたいと思います)

 

 しかし、生計を立てる長として、できれば生活保護を利用せずに、生涯を終えるために、正社員の生き方は必要なものと思います。兵庫県だったとおもいますがある市で、就職氷河期の方々対象に正職員の求人を出したところ、応募者がすごい倍率になったとの事でした。そのように、特に非正規雇用が多い就職氷河期世代の方々向けの待遇が安定している求人が出てほしいと思います。

 

 ただ、もしかすると派遣できておられた同僚は、副業をしている方々なのかもしれません。という私も、正社員としての限られた収入だけではなく、5000円~10000円程度の毎月得ることができればと考えて、ブログをはじめたのも事実です。

 

 ですので、例えばですが、家で黙々と1人でパソコンに向かって副業としていてそれなりの収入があって、それだけでは、誰とも話さない、関わらない日が続くということで、派遣に来ておられるのかも知れません。

 

 実際に、自営業をしながら、週に2回程度派遣をしておられる方が同僚でおられました。そのように、自営業の収入の補完として考えておられる方もおられるとは思います。

 

 色々な生き方の調整弁となっているのが派遣という業態、就労形態なのかもです。

私自身も仮にブログ収入、アフィリエイト収入がかなりの金額になると、正社員という生き方にこだわらなくなるとは思います。ただ、家内以外の方々と話すこと、関わることは大事にしたいですし、決まった時間に決まった場所に出社することは私にとっては大切なことですので、仕事はやめないと思います。

 

 2000字をこえましたので第5回目を終わりたいと思います。

 

 

 

 

 

階段を上がれなくなった・・・介護保険使えるのでは??

 「母親が2階に階段使って上がられへんようになってん・・・」

 

と高校時代からの友人(仮名 以下Gさん)が私に言いました。数ヶ月に1回会って、食事をして、とりとめのない話をしています。その中の一言でした。ある程度年齢を重ねて老いてきた親の現状を時折話し合っていました。

 

 私は、Gさんに「介護保険使えるん違うかなあ」といいました。

 

 そこで、私はすぐにケアマネージャー(以下 ケアマネ ケアマネのことは後々書いていきたいと思います。)をしていたこともある看護師の義理の妹(仮名 以下Yさん)に「Gさんのお母さんが二階にあがれなくなったんやけど、介護保険使える?」とラインで聞きました。

 

 するとすぐに返答が返ってきて、「15分歩けて、認知症なかったら、要支援やろうね」と。

 

 もちろんYさんも現役のケアマネではないので、現在の介護保険の現状に精通しているというわけではないでしょうが、過去のケアマネの経験から、ある程度の目安はつけることができます。 

 

 結果、友人Gさんには、介護保険が使える可能性があるよとYさんとも知人の関係であるので、ラインを見せました。

 

 Gさんからは、「なるほどね。まあ、今すぐには介護保険を使おうとは思わないけど」との返答だったので、私の正確かどうかはわからない知識で、地域包括支援センターに相談するとよいのではとひとまずはこたえました。(もちろん今後Gさんが介護保険の利用を私に相談してきた場合はYさんに相談して、一番よい相談方法を伝えますが) 

 

 話がそれますが、私は過去数年前に1度ケアマネ試験を受けています。結果は不合格でした。福祉系国家資格の社会福祉士精神保健福祉士、そして一般国家資格の宅地建物取引士を一回の受験だけで全部私は合格しているにもかかわらず、ケアマネは落ちました・・。またこのことも機会を見て書いていきたいと思います。ケアマネはとても難しい試験です。過去問が通用しないです・・・と一言伝えたいです。

 

 話は戻しますが、Gさんには「介護離職って聞いたことある?」と私は伝えました。読書家で様々な分野の知識を持つGさんは聞いたことがあるようで、親等の介護などで仕事をやめることだと説明して、でも、仕事をいきなりやめて親の介護をするんじゃなくて、まずは制度を調べて使い倒すことが大切と伝えました。一旦仕事をやめてしまうと介護が終わっても再就職は容易ではないからねと。

 

 介護保険の利用が主になりますが、その制度を使うためにも手続きが必要です。正社員であるならば(正社員でなくてもですが)、有給はありますし、正社員であるならば、介護に関わる有給、休職などなど利用できますし。

 

 しかし、何より相談できる友人がいるということ、孤立しないということでしょう。もちろん独力でネットで調べて行動できる人もおられるのでしょうが、なかなか福祉系に精通していないとハードルが高いです。

 

 私自身も数多くいる友人や知人に、バイトを探していることや仕事をしていないとおかしくなりそうだということを打ち明けています。失業保険手続き前に数日行ったIT関連のバイトも友人の紹介でした。また、おかしくなりそうだということを友人に伝えることである意味正気を保っていられます。

 

 という風に、私も友人、知人に助けられていますし、また助けることがあります。

 

 私はソーシャルワーカーですが、特に高齢者分野のことはあまりわからず、あやふやな知識が多いです。それを補完してくださるのが、高齢者分野に詳しいケアマネや社会福祉士の存在です。特に義理の妹のYさんは、高齢者分野や医療に精通しているので助かります。

 

 社会福祉士精神保健福祉士ソーシャルワーカーのなかには、すべての分野を網羅していて、どんなことでもこたえることができる人もいるのでしょうが、私は少なくともそうではありません。むしろ、様々な分野の知人、友人がいることで自分自身の知識を補っています。(ソーシャルワーカーのことはまた書いていきたいと思います)

 

 この文書を書いているときも、社会福祉士でもある大学の先生をしている友人(仮名 以下 Nさん)から、「某地域で精神障害の方の対応している訪問看護はないですか?」と問い合わせがありました。私が知っていることで、この法人はやめたほうがいいとは伝えましたが、それ以上はわからず、Nさんと共通の友人にもきいてみたりしました。結論は、Nさんと私が親しくしている訪問看護は地域は違うがどうだろうとなり、明日以降にNさんが問い合わせをしてみることになりました。

 

 そのように、自分の知識や経験だけでは限界がありますが、つながりやネットワークの中で補完しあうことができます。

 

 困ったときに、介護保険使えるのでは??、こんな制度あるよ、こんな会社あるよという提案をできるような、していただけるような関係作りをして行きたいと思います。それが私たちの財産になりえるのではないかと思いますし、良質な対話(ダイアローグ)の始まりだと思います

 

 というわけで今回もなんとか2000字を越えましたので、第四回目を終わります。

 

 

バイト探し!! 短期 一ヶ月限定 オフィスワーク・日勤

 ① 10月から1ヶ月程度の短期

 ② できれば事務系・入力などのデスクワーク

 ③ 日勤のみ

 ④ 週4~5日程度

 ⑤ 自宅から1時間程度の通勤範囲

 ⑥ 公共交通機関・自転車・車可

 ⑦ 簡単で、すぐでにもできる・慣れる

 

  といった条件でバイトを探しています。

 

では、条件の内容とは・・・・

 

 ① 10月から1ヶ月程度の短期

 11月から新しい職場で勤務開始予定ですが

このブログを書いている日より、まだ1ヵ月半弱もあります。 働かないと体がなまります。

 

 ② できれば事務系・入力などのデスクワーク

  この①と②の条件を入れると、極端にバイト募集の件数が減ります・・・。①はあります。即日1日から~1ヶ月ほどの短期以上まで。

  

 しかし②の事務等オフィスワークがないのです。ガテン系の体動かし系ならばいくら

でもあります。1日の短期から1ヶ月などなど選びたい放題です。ですが、普段体を動かしていない私にとっては、ガテン系はかなり厳しいのです・・・・。

 

 普段体を動かしていないからこそ、動かせよ!!と突っ込みも入るかと思いますが

年齢などふくめると厳しいものがあります。

 

  実際に、失業保険手続き前に、数日行きました。IT関連のバイトですが。

 1日目はパソコンの前に座ってもくもくとでしたが、2日目と3日目は、立ち作業で

体を動かす系・・・・ひたすらパソコンのハードディスクをはずす。エアコンもな  

い工場の入り口でも作業でした。

  

 きつかったです・・・・。

 

 4日目には別の座り作業になりましたが、ここで終了でした。(なぜ4日目でやめたのか、また今後行く予定がないのかは別に書く予定です。)

  

 向き不向きがあります。仕事には。

 

 私は肉体労働は向きません。座り仕事主体があっているようです。贅沢いうなと怒  

られるかもですが、室内の仕事がよいです。

  

 すると条件① 10月から1ヶ月程度の短期

      ② できれば事務系・入力などのデスクワーク

 だけでほとんど求人がなくなります。

 

 まあ、雇用する側からしても1ヶ月だけ来てほしいという案件はなかなかレアか  

と思います。

 

 そういうわけで、11月までという限られた仕事を見つけるタイムリミットが

刻一刻と近づいてきます。このまま11月までにブログを極めようかとも思っていま

す(笑)

 

 私は障害者支援の福祉の仕事をしていて、サービス管理責任者という資格を持っていて、前職も新しい職場もサービス管理責任者(以下サビ管)です。

 

 以前ですが、2ヶ月だけサビ管としてきてもらえますかというお話をいただいたことがあります。そのときは、遠方だったのと、3ヶ月目以降また転職活動をしなければならないのでお断りしました。では、どうしてサビ管が福祉の職場に必要なのか、2ヶ月だけなのか(それほど求められるのか)は今後書きたいと思います。

 

 私の職歴は福祉が長いので、福祉関係も探してはいますが、これもなかなか

短期で来てほしいという求人はないですね。

 

 福祉に関わらず、仕事に慣れるだけで1~3ヶ月、時には6ヶ月かかるでしょう。

それが1ヶ月で退職されると雇うほうに何のメリットもないですよね・・・。

 

 雇用する側になって考えてみればわかる話です。

 誰にでもできるすぐに覚えれる仕事なら別ですが。

 それがだいたい体を動かす系の求人として出ていますね。

 

 かなり昔に2日だけ派遣で行ったことがあるのですが、そこは、朝から夕方まで

パイプいすをぞうきんで拭くだけでした。それ以外に何もややこしいことは、ありませんでした。もくもくといすをふいていました。いすの拭き方にも、何の指定もありません。

 

 そのような仕事なら可能なのでしょうが。

 

 しかしです。ようやく真夏も過ぎ、人が外で過ごせる気候に近づきつつあります。

 

 以前行った派遣に再度チャレンジしてみようかとも思っています。

  

 話を戻しますが、条件③~⑦ですが

  

 ③ 日勤のみ

 ④ 週4~5日程度

 ⑤ 自宅から1時間程度の通勤範囲

 ⑥ 公共交通機関・自転車・車可

 ⑦ 簡単で、すぐでにもできる・慣れる

  

 ③~⑦までならバイトならばすぐにあります。自分が住んでいる地域にもありま

 す。

 

 ただ、③ 日勤のみ

 

 これはですね・・・

 

 以前夜勤がある仕事をしていたこともありますが、体力とメンタル削られます・・。

私もある程度年齢を重ねたので、夜勤のある仕事はNGで進めてます。前職から新職場への転職活動のときも夜勤は極力NGで進めました。ずっと長く働くには日勤のみに限ります。ただこれも向き不向きはあると思いますが。私は夜勤

は向きません。私にとっては夜は寝るものですね。

 

 また、障害者支援をしていてよくある話ですが、コンビニのバイトならすぐにでもできそうですという当事者の方(支援者の方も)おられるのですが、

  しかし、私(にとって)はできませんとはっきり伝えます。夜勤がある可能性がある?、では、日勤だけだとしてもです・・・。

  

 ありとあらゆることを同時にこなさないといけないマルチタスク・・・

 クレームをつけてくる大変な客の応対から始まり、色々な客層に対応しなければならないホスピタリィティ 等々・・・。なのになぜ最低賃金かそれに近いのかと思います・・・。

(コンビニ業界に詳しい方に教えていただきたいと思います)

   

 ですので、コンビニの店員は、障害者以前に向き不向きがある、高度な誰にでもで    

きるわけではない仕事だと思います。このことはいずれ書いていきたいと思いま

す。

 

 2000字をこえましたので3回目は終わりとしたいと思います。