ねこローグ

ねこローグとはねこのダイアローグの略です。飼いねこの椛(もみじ)のことや自分自身やどんな方をも大切にできる良質なダイアローグ(対話)を記します。

階段を上がれなくなった・・・介護保険使えるのでは??

 「母親が2階に階段使って上がられへんようになってん・・・」

 

と高校時代からの友人(仮名 以下Gさん)が私に言いました。数ヶ月に1回会って、食事をして、とりとめのない話をしています。その中の一言でした。ある程度年齢を重ねて老いてきた親の現状を時折話し合っていました。

 

 私は、Gさんに「介護保険使えるん違うかなあ」といいました。

 

 そこで、私はすぐにケアマネージャー(以下 ケアマネ ケアマネのことは後々書いていきたいと思います。)をしていたこともある看護師の義理の妹(仮名 以下Yさん)に「Gさんのお母さんが二階にあがれなくなったんやけど、介護保険使える?」とラインで聞きました。

 

 するとすぐに返答が返ってきて、「15分歩けて、認知症なかったら、要支援やろうね」と。

 

 もちろんYさんも現役のケアマネではないので、現在の介護保険の現状に精通しているというわけではないでしょうが、過去のケアマネの経験から、ある程度の目安はつけることができます。 

 

 結果、友人Gさんには、介護保険が使える可能性があるよとYさんとも知人の関係であるので、ラインを見せました。

 

 Gさんからは、「なるほどね。まあ、今すぐには介護保険を使おうとは思わないけど」との返答だったので、私の正確かどうかはわからない知識で、地域包括支援センターに相談するとよいのではとひとまずはこたえました。(もちろん今後Gさんが介護保険の利用を私に相談してきた場合はYさんに相談して、一番よい相談方法を伝えますが) 

 

 話がそれますが、私は過去数年前に1度ケアマネ試験を受けています。結果は不合格でした。福祉系国家資格の社会福祉士精神保健福祉士、そして一般国家資格の宅地建物取引士を一回の受験だけで全部私は合格しているにもかかわらず、ケアマネは落ちました・・。またこのことも機会を見て書いていきたいと思います。ケアマネはとても難しい試験です。過去問が通用しないです・・・と一言伝えたいです。

 

 話は戻しますが、Gさんには「介護離職って聞いたことある?」と私は伝えました。読書家で様々な分野の知識を持つGさんは聞いたことがあるようで、親等の介護などで仕事をやめることだと説明して、でも、仕事をいきなりやめて親の介護をするんじゃなくて、まずは制度を調べて使い倒すことが大切と伝えました。一旦仕事をやめてしまうと介護が終わっても再就職は容易ではないからねと。

 

 介護保険の利用が主になりますが、その制度を使うためにも手続きが必要です。正社員であるならば(正社員でなくてもですが)、有給はありますし、正社員であるならば、介護に関わる有給、休職などなど利用できますし。

 

 しかし、何より相談できる友人がいるということ、孤立しないということでしょう。もちろん独力でネットで調べて行動できる人もおられるのでしょうが、なかなか福祉系に精通していないとハードルが高いです。

 

 私自身も数多くいる友人や知人に、バイトを探していることや仕事をしていないとおかしくなりそうだということを打ち明けています。失業保険手続き前に数日行ったIT関連のバイトも友人の紹介でした。また、おかしくなりそうだということを友人に伝えることである意味正気を保っていられます。

 

 という風に、私も友人、知人に助けられていますし、また助けることがあります。

 

 私はソーシャルワーカーですが、特に高齢者分野のことはあまりわからず、あやふやな知識が多いです。それを補完してくださるのが、高齢者分野に詳しいケアマネや社会福祉士の存在です。特に義理の妹のYさんは、高齢者分野や医療に精通しているので助かります。

 

 社会福祉士精神保健福祉士ソーシャルワーカーのなかには、すべての分野を網羅していて、どんなことでもこたえることができる人もいるのでしょうが、私は少なくともそうではありません。むしろ、様々な分野の知人、友人がいることで自分自身の知識を補っています。(ソーシャルワーカーのことはまた書いていきたいと思います)

 

 この文書を書いているときも、社会福祉士でもある大学の先生をしている友人(仮名 以下 Nさん)から、「某地域で精神障害の方の対応している訪問看護はないですか?」と問い合わせがありました。私が知っていることで、この法人はやめたほうがいいとは伝えましたが、それ以上はわからず、Nさんと共通の友人にもきいてみたりしました。結論は、Nさんと私が親しくしている訪問看護は地域は違うがどうだろうとなり、明日以降にNさんが問い合わせをしてみることになりました。

 

 そのように、自分の知識や経験だけでは限界がありますが、つながりやネットワークの中で補完しあうことができます。

 

 困ったときに、介護保険使えるのでは??、こんな制度あるよ、こんな会社あるよという提案をできるような、していただけるような関係作りをして行きたいと思います。それが私たちの財産になりえるのではないかと思いますし、良質な対話(ダイアローグ)の始まりだと思います

 

 というわけで今回もなんとか2000字を越えましたので、第四回目を終わります。