ねこローグ

ねこローグとはねこのダイアローグの略です。飼いねこの椛(もみじ)のことや自分自身やどんな方をも大切にできる良質なダイアローグ(対話)を記します。

パソコン使えない管理職 福祉は人災の墓場!?

 パソコンを使えない障害福祉の管理職がいると聞きました。何とかネットで検索程度はできるようですが、ワードで文書を作ったりなど何もできないそうです。

 

 しかも1法人だけでなく、数か所の法人でそのような方がいると聞きました。

 

 ある法人のパソコンを使えない管理職は、前職でも管理職の経験があるようで、どうやって今まで管理職やってきたのでしょうか。不思議です。

 

 しかも、聞いた話ですが、転職してきて、入職して新規施設の開所まで数か月間、時間があるのに、パソコン操作を覚えようと一切しなかったそうです。

 

 管理職の仕事は99パーセント以上パソコンを使います。パソコン使わない仕事はほぼないといってもいいです。

 

 例えば、管理職の一つであるサービス管理責任者の仕事なら、個別支援計画の作成、請求業務、様々な記録などすべてパソコンです。それらはサービス管理責任者の仕事です。

 

 また、利用者様とのやり取りや就労移行支援という利用者様を就職に導く支援であるならば、利用者様が就職する可能性のある会社とのやり取りは基本Eメールです。

 

  では、管理職の仕事は部下(同僚 一般職員)に丸投げでしょうか。管理職は何をするんでしょうか。指示して命令するだけ?こんなのでは、部下はたまったものではないです。

 

 一般職員は一般職員の仕事があります。それに実質管理職の仕事まで・・・・押し付けられるのか???

 

 これでは、部下は退職したくなりますし、私なら管理職がパソコンを使えないと分かった時点で転職活動を開始して、仮に、新規開所前でも転職して退職します。

 

 しかし、これが障害福祉の現場の現状の一つです。福祉は人災の墓場になりやすいです・・・。

 

 別の障がい者支援をする巨大法人でもパソコンを使えない管理職がいると友人から聞いたことがあります。しかも、その管理職の方は、パソコンを使えないだけでもお話にならないのに、倫理観がおかしかったりなど相当な問題を抱えているようでした。

 

 本来は人材は人財であるはずです。しかし人災にもなり得るのです。

 

 部下は上司を選ぶことはできません。入職する前に、管理職、上司がパソコンを使えないことなど知る由もないでしょう。

 

 なぜ、パソコンを使えない管理職をその上司や経営者は選び、入職を認めるのでしょうか。また、管理職もパソコンを使えるようになる努力をしないのでしょうか。

 

  結局は障がい者支援などの福祉の待遇が低く、それゆえ人手不足で、福祉以外の一般の会社や業界では通用しない人材(人災)が入り込んでくるからだと考えます。

 

 また社会福祉士精神保健福祉士などの福祉系の国家資格に何度受けても合格しない方も一定数います。

 

 たしかに国家試験の受験は向き不向きもありますが、国家資格があるということは、一定の知識があるということの担保でもあります。

 

 実際に介護の分野のサービス提供責任者は介護福祉士が必須になりました。しかし、障がい者支援のサービス管理責任者は国家資格がなくてもできます。

 

 聞いた話ですが、ケアマネージャー試験に受からない、しかも高齢者分野ではとても通用しない、働いていくことができない人材(人災)に、障がい者支援分野のサービス管理責任者ならば研修を受ければ取れるよと勧めることもあるそうです。

 

 障がい者支援は誰でもできるものなのでしょうか。国家資格にさえ受からない人でもできてしまう、パソコンを使えない人でも管理職になれる業界でよいのでしょうか。

 

 以上のように障がい者福祉には疑問に思うことが多々あります。

 

 人材不足が堅調な業界であるとも言えます。給料など待遇も安く、もう誰でもいいと思えるような人材を取ろうとする業界でもあります。

 

 ある障がい者施設関係の法人では経営者が職にあぶれた人を誘ってきて働かせて、しかも未経験なのにえらそうにするということがあるそうです。

 

 もう働いていられない状況があるようです。

 様々な心ある障がい者施設の支援員が集まれば、もう退職するという話になるそうです。

 

 待遇も悪く、経営陣の意味不明、理解不能な考えに翻弄される現実の中では、やっていられないという話になるのでしょう。

 

 そこで、障がい者施設等を起業を検討する方もおられます。しかし、実質はかなりのお金がないと厳しい状況です。起業を検討しますが、お金がないという現実の方もおられます。

 

 私の知り合いでも障がい者福祉施設を起業したものの1年持たずに、経営不振で閉じた方がおられます。最後は給料も払えなくなったということを聞きました。

 

 そういう現実を見ると起業にも踏み切れないのも事実です。失敗したときにリスクが大きすぎますし、必ず成功するという保証もないからです。

 

 となると結局は、不満を抱えながらも雇われのままでいようかという話になるそうです。

 リスクをとるか現状維持をとるかということだと思います。

 

 なかなか難しい問題ですし、解決法もない問題です

 

 2000字を超えましたので第31回目を終わります。