ねこローグ

ねこローグとはねこのダイアローグの略です。飼いねこの椛(もみじ)のことや自分自身やどんな方をも大切にできる良質なダイアローグ(対話)を記します。

何のためのスマホのカメラなのか・・・

www.nikkansports.com

 

 家内に怒られることがあります。私の野次馬根性です。救急車、消防車やパトカーのサイレンがすると見に行こうとすると止められます。

 

 また、車で走っているときにも、上記の救急、緊急車両が通ったり、いるとちらっとみてしまいます。

 

 実際に関西だけとは聞いていますが、高速で事故などが対向車線であると事故を見て通る脇見渋滞があります。

 

 ですので、私も人のことは言えないのかもですが。しかし、人身事故の現場を撮影しようとは思いません。

 

 「モラルを問います」と上記の記事の現場では放送があったようですが、モラルを問うというよりも、モラルが崩壊しているといった方がよいのかもしれません。

 

 見たい、写したいという自分の感情が優先し、事の善悪や相手がどう思うかなどが欠如しているように思います。

 

 しかし、残念ながら障害者支援の現場でモラルが崩壊した方が職員として入ってくる場合があります。

 

  障害者支援の現場が、通常給料が安くて、年間休日など待遇も悪く、人手不足で、応募してきた方なら、誰でも採用しがちな傾向にあります。(これは法人によりますが)

 

 パワハラがあったり、待遇が悪い→すぐに職員が退職する→人手不足になる→年中求人を出す→パワハラがあったり、待遇が悪いので→入って来てもすぐに退職する

 

 という負のループです。

 

 本来、障害者支援は誰にでもできるものではありません。数年前にあった相模原の障害者の方々への殺人、傷害事件の犯人は、元障害者施設の職員だったとのことですが、

そのようなことをしでかすような人でも障害者支援、施設の職員として働けるという実態があります。事件は下記です。

ja.wikipedia.org

 

 この事件及び犯人の主張することはまた別の機会に書いてみたいと思いますが、重度障害者は生きていても仕方がないみたいな主張を犯人はしているようですが、そのような主張をする方が、障害者支援とは怖すぎます。

 

 また、実際に私が以前勤務した職場にも、職員で、利用者さんが昼食中に横をみただけで、食べろーと言いながら、頭を押さえつけて、むりやり前を向かせるようなことをする方もいました。(ちなみに今もその職員は同じ職場で働いているらしいです。)

 

 横を見た利用者さんは、障害ゆえの特性(障害特性)で前をまっすぐに見ていることができない傾向がある方でした。

 

 仮にそのような障害特性がなかったとしても、食事中に横を見ようが本来は自由です。しかし、職員が職員の言うことに従わせるのが支援だと思い込んでいる方には通用しません。

 

 食事中は迷惑をかけない限り、どういう形で食事をしようが自由だという当たり前のことがわからない、なんでも職員の指示通り従わせることが支援だと思い込んでいる職員が入り込む余地があるのが障害者支援の現場です。

 

 また、私の友人から聞いた話ですが、高齢者支援の現場で、支援者が日本人であるにもかかわらず、カタカナが読めない、かけない方がいるとの事でした。

 

 もちろんカタカナが書けない、読めない方にも就労の機会は必要でしょうが、高齢者の支援職は難しいように思います。

 

 給料が安い、待遇が悪い=誰にでもできる仕事 ではありません。例えばコンビニの店員の仕事は最低賃金に近いですが、誰にでもできるとは思いません。そのことは下記に書きました。

 

nekologue.hatenablog.com

 

 コンビニの店員はマルチタスクが要求される高度な仕事だと思います。接客から

はじまり、様々な仕事を覚えなければなりません。

 

 障害者福祉や高齢者福祉は、そもそもの応募してくる方の思考や考えなどが本来は重要視されるはずの分野です。 

 

 一般社会で普通に働くことができても、福祉にふさわしくない考えや態度の方はおられます。

 

 偏見以前に障害者差別などの考えを持っておられる方がいますし、職員に従わせるのが仕事だという理解をもっている方もいます。

 

 どのような考えを持つのも自由ですが、それらは福祉にふさわしいとは思えません。

 

 私は、障害者支援の現場では、社会福祉士精神保健福祉士などの支援職の国家資格を持つ方、それらを目指す方を極力採用すべきだと思っています。

 

 確かに国家資格試験というマークシードで問われる知識でこたえる試験が役に立つのかという意見もあるとは思いますが、最低限の知識を身につけていると判断できると思います。

 

 しかし、残念ながら、障害者支援の現場は国家資格を持つ方が少ないのが現状です。その法人によっては、国家資格を持つ方を極力採用する職場もあるのは事実ですが。

 

 話を最初に戻しますが、人身事故の現場をスマホのカメラで撮影するというモラルが崩壊している方がいるという事実はあります。

 

 自己弁護かもしれませんが、私も事故の現場には関心があっても、やってはいけないこともしっています。

 

 感情と態度を分けて考えていることも大切ではと思います。

 

2000字を超えましたので、第18回目を終わります。