ねこローグ

ねこローグとはねこのダイアローグの略です。飼いねこの椛(もみじ)のことや自分自身やどんな方をも大切にできる良質なダイアローグ(対話)を記します。

支援者、支援職を守るということ ① 犯罪行為

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 ひとごとではありません。私の家族も介護福祉士としてホームヘルパーをしています。

 

 障害を持った方が介助に入ったホームヘルパーの方に、睡眠導入剤いりのなにかを与えたようです。利用者さんがせっかく出してくださったものを飲まざる得ないホームヘルパーの立場を利用したのでしょう。

 

    今回は、障害を持った方の犯行ですが、睡眠導入剤を使った犯罪は、障害があるなしは関係ないと思います。

それは下記に記しています。

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 私は、障害があるなしに関係なく、本来自分自身の治療や睡眠を確保し、安定した生活を送るために使う睡眠導入剤を自分の欲望のための犯罪のために使う加害者を厳しく罰していただきたいと思います。障害があるなしは関係ありません。

 

 本来はホームヘルパーは同性介助が望ましいでしょうが、圧倒的に女性のホームヘルパーが多いことで、男性の介助を女性のホームヘルパーが介助することが多いです。ホームヘルパーをする家族の話を聞いてみても、現状としては、男性の利用者さんのところに、女性のホームヘルパーが1人ではいることが多いようです。

 

 ホームヘルパーは本来は、独居など1人世帯のところには、二人以上で介助に入るのが望ましいと思います。

 

 ホームヘルパーによる犯罪もありますし、それを予防する、疑いをかけられないようにすることも大切です。そのブログは下記にあります。このことはまた別に書きたいと思います。

 

kaigo-must.jp

 

 障害があるなしに関わらず、窃盗をする犯罪者はいます。

 私は先日ネット回線の業者に来ていただきましたが、簡単な工事でしたが、二人で来られました。

 

 おそらくですが、二人で工事に関わることで、自らの犯罪に携わることから守る、また濡れ衣を着せられることからも守ることができるのでしょう。

 

 その業者に聞いたところ、反社会的勢力の方のところに訪問することもあるといわれていました。反社会的勢力の方々のところにはやはり二人以上で伺うのが望ましいと思います。

 

 しかし、私の家族も含めて、反社会的勢力の方も含めて男性の利用者さんのところに女性が1人で伺うことがあるのがホームヘルパーです。

 

 危険にさらされる可能性があるのは事実です。低賃金で、何の保証もないのにここまで危険にさらされなければならないのがホームヘルパーなのです。

 

 最初に記した睡眠導入薬入りの何かを飲まされる可能性があるのも事実です。

 

 というのも、国からホームヘルパーに対する補助金が1人分しかありません。二人での介助は想定していません。

 

 また、少し話がそれますが、ホームヘルパーは、移動先から移動先の移動分の賃金は出ません。例えばAさんという訪問先からBさんという訪問先に移動する時間の賃金はいただけないということです。

 

 そんな事情があるので、ホームヘルパーは減っています。需要があるのに、成り手がいない現状があります。

 

 私の家族も拘束時間が長いのに給料はとても少ないです。私とほぼ拘束時間は変わらないのに、年収は3分の一ぐらいです。

 

 私の家族にも介護福祉士の資格を生かしての転職、特に日勤のみの高齢者施設などの支援員への転職を勧めていますが、人間関係がよいということと時間の融通が利くということでホームヘルパーを続けています。

 

 また、私の家族は正社員ではないですが、ある程度の毎月の収入があるので、私の扶養から外れていますが、厚生年金には入っていません。国民年金です。もちろん雇用保険にも入っていません。

 

 いざ私に何かあったときの保障は何もないのです。

 

 私の家族を雇っているホームへルーパーの会社からすると長年働いて、慣れている家内を手放したくないでしょうし、ましてや社会保険など一切負担していないので助かるのでしょう。

 

 しかし、いずれは、私の家族も転職への決断するときが来ると思います。犯罪にあう危険性や待遇面から考えると福祉というそもそもの低待遇の業界の中でもさらに低待遇のホームヘルパーは成り手がいなくなると思います。

 

 ホームヘルパーの需要はあります。高齢者や障害者が地域で暮らすことを国や厚生労働省は進めています。その地域での介護を担うのがホームヘルパーです。しかし、実際にその介助者がいなくなるのが事実です。

 

 誰が介助を受ける立場になるかわかりません。性犯罪を繰り返す加害者なども利用者になりえるのが事実です。もちろんそのような加害者にも回復の手立てを差し伸べる必要があるのは事実ですが。

 

 しかし、実際に、そのような性犯罪を繰り返す加害者である可能性がある利用者と密室で一対一にならざる得ない可能性があるのはホームヘルパーなのです。

 

 私は支援者の人権が無視されていると思います。その保証も何もない。待遇で表れていると思います。

 

 だれでにでもできる仕事でないにもかかわらず、低待遇で、危険にもさらされる。

それがホームヘルパーなのではないかと問題提起をします。

 

 2000字をこえましたので、第20回目を終わります。