「ご利用は計画的に」できる方が利用しないカードローン
「ご利用は計画的」にというサラ金やカードローンのコマーシャルの文句です。
しかし、「ご利用は計画的にできる方」はそもそもサラ金やカードローンは借りませんし、利用しません。
リボ払い(以下 リボ)も同じです。あるパソコンをネットで購入しましたが、支払い方法選択において、リボを選択できるようになっています。
依存症業界でもカードローンなどの負債が問題になります。カードローンなどで借りてまで、依存の対象にのめりこみます。そしてかえせなくなって、自己破産などに至ると。
また、リボの知識がない方は容易にリボを選択してしまうと思います。私の知人ももう二度とリボはしないといっています。
ある私の友人は、生活費に困ったらしく、どこのカードローンの金利が安いですかと質問してきました。
そこで私はどこも同じようなものです。しかし一度借りるとそれなりの収入ができても返せないほどの金利がつきますよと説明し、私ができる範囲のことを提案しました。
結局は、カードローン以外の選択肢を選んだようです。
非正規雇用が増え、たとえ正社員になったとしても、収入が限られてしまい、ましてや大学のときに、奨学金を借りて、学んでいた方は、生活が大変だと思います。
支出が収入を超えることもあることは容易に考えられます。
よほど親が裕福であるとかであるならば、問題ないでしょうし、そもそもは奨学金は借りないでしょう。
実際に私の友人二人は、本人や兄弟が、親にある程度のお金を出してもらって家を購入したと聞いています。
私も生活が苦しいときに、親に援助してもらった経験もあります。
経済格差の問題が大きいですね。
ソーシャルワーカーとして、このカードローンやリボの問題は見過ごせないです。
テレビやラジオのコマーシャルで、カードローンなどの過払い金訴訟の誘いをしている弁護士などの法人があります。
確かに、過払い金も大切でしょうが、カードローンなどでお金を借りるまでの支援がさらに必要だと思います。
前述の私の友人はつながりのなかで、カードローンの利用をすることはなかったですが、つながりももちろんそうですし、実際に生活の援助が必要だと思います。
その私の友人は副業をしているので、ある程度の収入が見込めるのでなんとかやりくりしていたようです。
なかなか厳しい状況におかれていたのは事実だと思います。
そもそも、非正規雇用の方が多すぎて、生活がままならない方が多いのは事実です。また正社員になっても、最初は給料が少なすぎて、生活がままならない。
また正社員になっても、ブラックな環境や残業代が支払われないというとうてい続けることができない現実もあります。
また、ある一定の管理職になっても、その問題はつきまといます。
こちらの記事に載っている福祉系の所長の話もそうです。休みの日の夜中の12時に神社のお札を職場に貼りにこいという業務命令?があるそうです。それ以外にもコンプライアンス違反を強要されたと。
また、さらに広告系の管理職は、時給400円だったと。
あまりにもブラックな職場が多いのは事実です。
この記事の管理職の方々がどうなったかはわかりませんが、もし収入が途絶えればカードローンで借りようといことになっているのかもしれません。
このような現実があふれかえってる中で、今の子どもたちが未来に期待することができるでしょうか。
現実は暗いとしか言いようがありません。
私自身も、いつどうなるかわかりませんし、いつも管理職の求人はみています。するとだいたい求人を出している法人は同じところが多いです。
管理職の離職率が高いせいなのかもしれませんが。とすると職場環境が悪いということは容易に想像できます。
私の現職は、大手の求人サイトには出していなくて、限られた媒体のみでした。
たまにそういうレアな求人もあります。
社会情勢が不透明な中、賃金も上がらず、経済格差が広がる中で、カードローンやリボの闇は益々広がります。
私自身は80歳ぐらいになったら生活保護受給も考えています。実際に今から、80歳まで生き抜く貯金ができるかというと心もとないです。
ですが、極力その時期は遅らそうと思い、簿記2級や公認心理師の取得も検討して学び始めています。転職もそうですし、スキルアップを図る中で、収入の増大も考えています。
老後に2000万の貯金が必要という試算がありますが、それはある程度事実でしょう。
持つものと持たないものの差は益々広がるばかりです。実際に、ホームレスの方は増えているようです。ネットカフェに寝泊りする方々も多数いるようです。
もう日本は先進国ではない、後進国だという意見もあります。
私にはそのような国がどうしたらよくなるかの処方箋は持ち合わせていませんが、情報発信を詩ながら一緒に考えていければと思っています。
2000字こえましたので第27回目を終わります。